アメショを知る

アメショの目の色|毛色との組み合わせ、子猫のキトンブルーが変わる時期、急な変化や濁りは受診のサイン

公開:2026年9月24日

この記事は一般的な情報をもとにまとめたもので、動物看護師による内容の確認を順次進めています。診断や治療の判断は、必ずかかりつけの動物病院で行ってください。

世界一かわいい猫種、アメリカンショートヘア。あの大きくてまんまるな目に見つめられたら、もう何でも許してしまいます。アメショの目は、それだけで一日の疲れが吹き飛ぶ宝石です。

この記事では、アメショの目の色について、毛色との組み合わせ、子猫の「キトンブルー」が変わる時期、そして成猫になってから目の色が変わったり濁ったりしたときに考えられることと受診の目安をまとめました。

アメショの目の形:大きくて、まんまる

アメショの目は、大きく丸く、少しだけ目尻が上がって見えるのが特徴です。目と目の間はやや広め。ほっぺのふっくらした丸い顔と合わさって、あの「ちょっとびっくりしたような」愛らしい表情が生まれます。

さらに、目尻から後ろへ伸びるタビー模様のアイラインが、目元をくっきりと縁取ります。生まれつきアイメイクが完成している猫種、それがアメショです。

毛色と目の色の組み合わせ

アメショの目の色は、毛色ごとにおおまかな傾向があります。キャットショーの基準で「この毛色にはこの目の色が望ましい」と定められているものもありますが、家庭で暮らすアメショにとっては、どの色もその子だけの魅力です。

毛色 目の色の傾向 ひとこと
シルバータビー グリーン、ヘーゼル 銀と黒の毛並みに、透きとおるグリーン。王道の組み合わせ
ブラウンタビー ゴールド、カッパー あたたかい茶色の毛に、琥珀のような瞳
レッドタビー ゴールド、カッパー 太陽みたいな毛色と、はちみつ色の目
クリームタビー ゴールド、カッパー やさしい色どうしで、ふんわりした印象
ブルータビー ゴールド、カッパー 青みのグレーに金色の目が映える
カメオタビー ゴールド、カッパー 淡い赤の毛並みに、きらりと光る金の目
ブルー(単色) ゴールド、カッパー ベルベットのような毛に、満月の目
ブラック(単色) ゴールド、カッパー 黒い毛並みに、金色の目がいちばん際立つ
ホワイト ブルー、ゴールド、左右で違う色(オッドアイ) 純白の毛に、宝石のような瞳

目の色はあくまで傾向で、同じ毛色でも個体差があります。毛色の詳しい解説はアメショの毛色・柄図鑑をどうぞ。

目の色の種類と見え方

目の色 どんな色? 見え方のポイント
グリーン 緑。若草色〜深い緑まで幅がある 明るい場所では淡く、暗い場所では深く見える
ヘーゼル 緑と黄〜茶がまじった色 瞳孔のまわりが黄色く、外側が緑、という子が多い
ゴールド 黄〜金色 光が当たると、透けるように輝く
カッパー 銅色。オレンジ〜赤みのある濃い金色 ゴールドよりも濃く、深みがある
ブルー 青 主にホワイトの子に見られる
オッドアイ 左右で色が違う(片方がブルー) 主にホワイトの子に見られる

目の色は、虹彩(こうさい:瞳孔のまわりの色のついた部分)の色素の量で決まります。色素が多いほどカッパー寄り、少ないほどグリーン寄り、ほとんどないとブルーに見えると考えられています。

同じ子でも、光の当たり方や瞳孔の大きさで目の色の見え方は変わります。薄暗い部屋で瞳孔がまんまるに開いたときは、細い縁取りのように色が見えるだけに。明るい窓辺では、虹彩の色がいっぱいに広がります。一日の中で何通りもの表情を見せてくれるのが、アメショの目の楽しさです。

子猫の目の色:キトンブルーからの変化

子猫の目は、生まれてしばらくは青っぽい色をしています。これをキトンブルーと呼びます。虹彩の色素がまだ少ないために青く見えるもので、成長とともに色素が増え、本来の色に変わっていきます。

時期 目のようす(目安)
生まれたて まぶたが閉じている
生後1〜2週ごろ 目が開く。青〜灰色がかった青(キトンブルー)
生後1か月半〜2か月ごろ 瞳孔のまわりから少しずつ色が変わり始める
生後3〜4か月ごろ グリーンやゴールドなど、本来の色がはっきりしてくる
生後6か月〜1歳ごろ 色がほぼ落ち着く。1歳近くまで少しずつ深まる子も

時期には個体差があります。キトンブルーの期間は、人生でほんの数週間。今しか見られないあの青い瞳は、アメショの子猫からの期間限定のプレゼントです。ぜひ写真にたくさん残してください。

  • 同じ場所・同じ明るさで、毎月目のアップを撮っておくと、色の変化がよくわかります
  • 体重の記録と一緒につけておくと、立派な成長アルバムになります(子猫の最初の1年)

「いつまでも青いまま」は?

ホワイトの子などでは、青い目のまま大人になることがあります。なお、青い目の白い猫は、遺伝的に耳が聞こえにくい子が生まれることがあるといわれています。呼んでも反応しない、大きな音に驚かないなど、気になるようすがあれば動物病院で相談してみましょう。

成猫の目の色が変わった・濁ったときは

子猫の時期を過ぎて色が落ち着いたあとに、目の色や見た目が変わったときは、目の病気や全身の病気のサインのことがあります。「光の加減かな?」と思っても、急な変化は一度、動物病院で診てもらうのが安心です。

気づいた変化 考えられることの例 受診の目安
目の表面が白く濁った・青白くなった 角膜の傷や炎症など 当日〜翌日。痛がっていればすぐ
瞳孔の奥(レンズ)が白く見える 白内障など 早めに受診
虹彩の色が急に濃く・赤っぽく・茶色っぽくなった ぶどう膜炎(目の中の炎症)など。全身の感染症などが関係することも 早めに受診
目の中に赤い血が見える 目の中の出血。高血圧やけがなど すぐに受診
虹彩に茶色〜黒のシミが出てきた・広がってきた 虹彩の色素の変化。多くは経過観察だが、まれに腫瘍のことも 早めに受診し、写真で経過を記録
明るい部屋でも瞳孔が開きっぱなし 視力の低下、高血圧による網膜の障害など すぐに受診
左右で瞳孔の大きさが違う 目や神経の病気など 早めに受診
目が大きく見える・出っぱって見える 眼圧の上昇(緑内障)など すぐに受診

「考えられること」は一例で、実際の原因は診察で確かめる必要があります。

年齢による、ゆっくりした変化

シニア期になると、瞳孔の奥がうっすら青白くかすんで見えることがあります。これは加齢によるレンズの変化のことが多いといわれますが、白内障との見分けは見た目だけでは難しいため、健康診断のときに一緒に相談しましょう(シニア期のアメショと暮らす)。

こんなサインはすぐに受診

  • 目をしょぼしょぼさせる、片目をつぶっている
  • 涙や目やにが急に増えた
  • 前足で目をこすろうとする
  • 物にぶつかる、段差を踏み外す、高い所に登らなくなった
  • 目が赤い、目の中に血が見える

特に、急に見えにくそうにしているときは、高血圧による網膜の障害などで、時間との勝負になることがあります。高血圧は腎臓病や甲状腺の病気など、シニアの猫に多い病気に伴って起こることもあります。迷ったら早めに受診してください。動物病院の選び方ははじめての動物病院にまとめています。

毎日の「目のチェック」ポイント

チェック ふだんの状態
左右の目の大きさ・開き方 同じくらいに開いている
瞳孔の大きさ 左右同じ。明るいと細く、暗いと丸くなる
目の表面 つやがあって透明
虹彩の色 いつもと同じ色。新しいシミがない
目やに・涙 少量の乾いた目やには問題ないことが多い

見つめ合うたびに、ついでにチェック。アメショの目なら、何時間見つめていても飽きません。

まとめ:その瞳を、ずっと守りたい

グリーン、ヘーゼル、ゴールド、カッパー、そして子猫のキトンブルー。アメショの目は、毛色と組み合わさって一匹ずつ違う輝きを放ちます。どの色の瞳も、世界一かわいいアメショの顔にいちばん似合う色です。

毎日見つめ合う時間は、そのまま目の健康チェックの時間にもなります。いつもと違う色、濁り、しょぼしょぼに気づいたら、早めに動物病院へ。あの宝石のような瞳を、いつまでも守ってあげましょう。