計算のしくみ
猫が1日にとりたい水分は、体重1kgあたり40〜60ml(目安)といわれます。この水分は、器から飲むお水だけでなく、フードに含まれる水分も合わせた量です。
- ドライフードの水分はおよそ10%、ウェットフードはおよそ75〜80%(目安)。ここでは10%・78%で計算しています。
- ウェットフードが多い子は、器から飲む量が少なくても水分は足りていることがあります。
- 1日の水分(飲んだ量+フードの水分)が体重1kgあたり100mlを超える状態は、一般に「多飲」の目安とされます。
数字はあくまで目安です。季節や運動量、その子の体質でも変わるので、「いつものその子」と比べて増えたか・減ったかをいちばん大事にしてください。
飲んだ量の量り方
- 朝、計量カップで量ったお水を器に入れ、入れた量をメモします。
- 24時間後に残ったお水を量り、「入れた量 − 残った量」を出します。
- 同じ器にお水を入れて猫が届かない場所に置いておき、減った分(蒸発した分)を差し引くとより正確です。
- 水飲み場が複数あるときは、全部を合計します。1日だけでなく、3日ほど続けて平均をとると安心です。
多頭飼いで1匹ずつ量れないときは、おしっこの量(猫砂の固まりの大きさや数)の変化もあわせて見てあげてください。
受診の目安
- 1日の水分が体重1kgあたり100mlを超える日が続くとき(5kgの子なら約500ml)
- 量っていなくても、明らかに水を飲む回数・量が増えた、おしっこの固まりが大きく・多くなったとき
- よく飲むうえに、食欲が増えたのに痩せる・食べない・吐く・元気がないなどが重なるとき
- シニア期(7歳〜)に入ってから飲む量が増えてきたとき
水をたくさん飲む・おしっこが多いという変化は、慢性腎臓病・糖尿病・甲状腺機能亢進症などで見られることがあります。原因は検査をしないとわからないので、測った記録を持って動物病院で相談してください。
トイレに何度も行くのにおしっこが出ない・少ししか出ないときは、飲む量にかかわらず命にかかわることがあります。様子を見ずにすぐ動物病院へ連絡してください(おしっこが出ない・トイレに何度も行く)。
水をあまり飲まない子には
好奇心旺盛なアメショは、お水の出し方ひとつで飲みっぷりが変わることがあります。
- 水飲み場を2〜3か所に増やす(ごはんやトイレから少し離れた場所に)
- 器を広くて浅いものにする。ひげが当たるのを嫌がる子もいます
- お水は毎日取り替え、器もこまめに洗って清潔に
- ウェットフードを少し組み合わせる(フードの選び方)
フードの量そのものを見直したいときは給餌量の計算を、体重の変化が気になるときは体重が減ってきたときの記事もあわせてどうぞ。毎日のお水チェックは、世界一かわいいアメショと長く一緒に暮らすための、いちばん手軽な健康管理です。