アメショを知る

ブルータビーのアメショ|青みグレーの縞模様の特徴、シルバータビーとの見分け方、子猫〜成猫の変化

公開:2026年10月6日

この記事は一般的な情報をもとにまとめたもので、動物看護師による内容の確認を順次進めています。診断や治療の判断は、必ずかかりつけの動物病院で行ってください。

世界一かわいい猫種、アメリカンショートヘア。その毛色の中で、いちばん静かに、いちばん上品に心をつかんでくるのがブルータビーです。

青みがかったやわらかなグレーの地に、深いブルーグレーの渦巻き。シルバータビーのようなきらめきとも、ブラウンタビーのような野性味ともちがう、霧の朝のような、しっとりと落ち着いた美しさがあります。この記事では、そんなブルータビーのアメショを深掘りします。

アメショの毛色全体の一覧はアメショの毛色・柄図鑑、模様の部位ごとの名前はアメショの模様の見方で紹介しています。

見た目と模様の特徴

「ブルー」は、黒をやさしく薄めた色

猫の世界でいう「ブルー」は、青ではなく、青みのあるグレーのことです。黒い色素を薄める遺伝子(ダイリュート遺伝子)が働くと、黒はブルーグレーに、茶色の地はアイボリーのような淡い色になります。

つまりブルータビーは、ブラウンタビーの色をやさしく薄めたような毛色です。この薄める遺伝子は、両親の両方から受け継いだときにだけ色に表れる性質(劣性遺伝)のため、ブルー系の子猫は、両親ともにその遺伝子を持っている場合に生まれます。

ひと目でわかる、ブルータビーの特徴

部位 よく見られる特徴
地色 青みを帯びたアイボリー〜淡いグレー。唇やあごのまわりも淡い色
縞(渦巻き) 深いブルーグレー。地色とのコントラストがある
毛の根元 根元まで色がつく
鼻 オールドローズ(くすんだ落ち着いたピンク)
肉球 ローズ(ピンク系)
目の色 ゴールド系(輝くような金色が理想とされる)

※血統登録団体のスタンダード(理想像)で挙げられる傾向です。実際の色味には個体差があり、全体にうっすらとあたたかいベージュがかかって見える子もいます。

グレーの毛並みに、ピンクの鼻と肉球、そして金色の瞳。くすみカラーでまとめた、おしゃれな配色がブルータビーの魅力です。目の色についてくわしくはアメショの目の色をどうぞ。

シルバータビーとの見分け方

「グレーっぽい縞のアメショ」は、ブルータビーとシルバータビーで迷いやすい組み合わせです。見分けるときは、次のポイントを順に見てみてください。

ブルー シルバー
毛の根元 色がつく 白っぽい
地色 青みのある淡い色 澄んだ銀白色
縞 ブルーグレー 黒
鼻 くすんだピンク れんが色に黒ふち
肉球 ピンク系 黒
目 ゴールド系 グリーン系

いちばんわかりやすいのは、縞の色と肉球の色です。縞が真っ黒で肉球も黒ならシルバー、縞がグレーで肉球がピンクならブルーの可能性が高くなります。毛をそっとかき分けて、根元が白いかどうかを見るのも確実な方法です。

なお、子猫のうちは毛色の判断がむずかしいことがあります。はっきりさせたいときは、血統書の毛色の記載や、ブリーダーさんに確認するのが確実です。シルバータビーの特徴はシルバータビーのアメショでくわしく紹介しています。

両方の特徴をもつ「ブルーシルバータビー」も

毛の根元を白くする遺伝子と、色を薄める遺伝子の両方が働くと、ブルーシルバータビー(ピューターと呼ばれることもあります)になります。根元が白く、淡い青みの銀色の地に、ブルーの縞。目はグリーンやヘーゼルとされ、シルバーとブルーのいいところを合わせたような、繊細な毛色です。

子猫から成猫への変化

時期 よくある見え方
〜生後1か月ごろ 全体にグレーっぽく、縞が見えることが多い。目はまだ青い(キトンブルー)
生後2〜6か月ごろ 産毛がふわふわで、地色と縞の差がやわらかく、ぼんやり見えることも
生後6か月〜1歳ごろ 成猫の毛に生え替わり、淡い地色とブルーの縞の差がはっきりしてくる
1〜2歳ごろ 色と模様がほぼ落ち着く。目の色もゴールド系に定まってくる

時期はあくまで目安で、個体差があります。

子猫のころの青い目と、グレーの毛並みの組み合わせは、この時期だけの特別な姿です。グレーの小さな毛玉が、だんだんと金色の瞳の淑女・紳士に育っていく様子は、毎日見ていても飽きません。月ごとの成長の様子はアメショの子猫の成長カレンダーで紹介しています。

ブルータビーのあるある

ここからは飼い主さん同士で盛り上がる「あるある」です。毛色で性格が決まるという科学的な根拠はありません。性格は、その子の個性や育った環境の影響が大きいと考えられています。

そのうえで、ブルータビーと暮らす人たちからよく聞く「あるある」を集めました。

  • 「シルバーですか?」と聞かれる:そのたびに、肉球のピンクを見せて説明したくなります
  • 写真によって色が変わる:青っぽく写ったり、ベージュっぽく写ったり。実物がいちばんきれい
  • グレーの部屋着と同化する:ソファの上のグレーのブランケットに寝ていると、本当に見つかりません
  • 落ち着いて見えて、じつは甘えん坊:クールな見た目で、ひざの上ではとろけている
  • ピンクの肉球が自慢:グレーの毛並みから、のぞくピンク。この組み合わせに勝てる人はいません

毛色ごとのあるあるを比べて楽しみたい方は、アメショの毛色別・性格あるあるもどうぞ。アメショ全体の性格の傾向はアメショの性格と飼いやすさにまとめています。

かわいく撮るコツ

ブルータビーは地色と縞の差がひかえめなぶん、光の当て方で写り方が大きく変わります。

  • 背景はあたたかい色に:ベージュ、木目、からし色のクッションなど、あたたかい色の前だと、グレーの毛並みが上品に引き立ちます
  • 縞は斜めからの光で:窓からの光を横や斜めから当てると、渦巻きの陰影がくっきり出ます
  • 色味は白っぽい光で確認:照明の色によって青っぽくもベージュっぽくも写ります。実物に近い色を残したいときは、昼間の自然光で撮るのがおすすめです
  • 金色の目とピンクの鼻をアップで:くすみカラーの中で、目と鼻の色が主役になります

撮影全般のコツやスマホ設定は、アメショをかわいく撮る写真のコツで詳しく紹介しています。

名前のアイデア

霧、雨上がり、石、夜明け前の空。ブルータビーには、静かで上品な名前がよく似合います。

テーマ 名前のアイデア
空・天気 キリ、カスミ、アマネ、ソラ、ミスト
石・金属 スズ、ギン、ハイネ、グラファイト
和の色 ネズ、ハイ、シノノメ、アイ
金色の目にちなんで キン、コハク、ルナ、ミツ
洋風 グレイ、アッシュ、スモーキー、ブルーノ

ほかにも、毛色や柄にちなんだ名前はアメショの名前アイデア集でたくさん紹介しています。

お手入れ・気をつけること

ブラッシングで、しっとりしたつやを

ブルーの毛並みは、つやが出るとベルベットのような上品な光沢が出ます。週に数回を目安に、換毛期はできれば毎日ブラッシングしてあげましょう。やり方はアメショの毛の手入れをどうぞ。

体重管理は、どの毛色でも大切

アメショは食欲旺盛で太りやすい傾向がある猫種です。体重は定期的に量り、ごはんの量は給餌量の計算ツールで目安を確認しておくと安心です。太り気味かどうかの見分け方はアメショの肥満で紹介しています。

毛色と病気のかかりやすさ

ブルーの毛色だからといって、かかりやすくなる病気がはっきりわかっているわけではありません。毛色にかかわらず、アメショで気をつけたい病気は共通です。年に1回を目安に健康診断を受け、元気や食欲がない、呼吸が速い、急に痩せてきたなどの変化があれば、早めに動物病院に相談してください。アメショに多い病気はアメショがかかりやすい病気にまとめています。

季節ごとのケアはアメショの季節ケアにまとめています。

関連リンク

まとめ:静かに光る、霧色の宝物

青みのあるやわらかなグレーの地に、深いブルーの渦巻き。ピンクの鼻と肉球に、金色の瞳。ブルータビーは、くすみカラーを全身でまとった、とびきり上品な毛色です。

派手さはなくても、見るたびに好きになっていく。ブルータビーの子と暮らしている方は、今日ぜひ、毛をそっとかき分けて、根元まで続くグレーの色を確かめてみてください。世界一かわいい猫種の、いちばんおしゃれな一面に出会えるはずです。

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